留学帰りにかなわなかったリスニング

ボクが働いていた外資系には、MBAや留学帰りがゴロゴロいました。英文を読む速度や書くことは、彼らには負けませんでした。が、どうしても太刀打ちできなかったのがリスニングです。特に、一緒にアメリカなどへ行くと、もうその差は歴然としていました。

教材英語をマスターしても聞き取れない

日本には方言を含めてさまざまな話し方をする人がいます。アメリカも同じで、教材英語のようなきれいな話し方をするのは、それほど多くありません。例外は映画俳優や政治家です。彼らはそれこそ話し方のプロです。きちんと話し方の訓練を受けています。オバマ大統領のスピーチが聞けたからと言って、もう大丈夫だと思ったら大間違いです。

 

その証拠に、TOEICで900点をとって、勇躍アメリカへ留学してみると、全く授業についていけなかったという話をよく聞きます。

英語を聞き流せというけれど

よくリスニング力を磨くには、なるだけ多く英語を聞いていろと言います。でも、ボクはこの方法では上達しませんでした。なぜなら、人間には聞きたくない音は自動的に耳をシャットアウトしてしまうという機能があるからです。そりゃ一生懸命集中していれば良いのかもしれませんが、集中力はそれほど長続きしません。

CNNを制覇しよう

最初は教材英語さえ聞き取れないかもしれません。でも、教材英語をマスターしたら、ぜひともCNNを使った教材に挑戦してください。もちろん、CNNはプロのアナウンサーによるニュース番組専門のテレビですが、ニュースのナレーションの合間に一般の方へのインタビューがふんだんにあり、生きた英語を聞くことができます。

リピート機能がついたCDプレーヤーを使う

CNN関連の教材を聞く場合、リピート機能がついたプレーヤーを使うことをおすすめします。よく聞き取れなかった箇所を何度も聞くためです。以前は短い文章を区切ってそこだけ繰り返し聞けるものがありましたが、今、そのようなプレーヤーがあるかどうかわかりません。

CNNに関する英語教材

教材は一つのものを徹底的に使いこなすのがコツです。これはダメそうだと次々に買っても無駄になるだけです。教材コレクターになってはいけません。